ちくわ先生の体操教室ブログ

千葉市若葉区にあるおやこぷれいすちるるにて、開催している体操教室に関するブログです。開催の報告や告知、運動に関する情報などを発信していきます。

コーディネーショントレーニング

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かわいそうなモグラたたきの図


ちくわです。

 

 突然ですが、皆様はおうち時間いかがお過ごしでしょうか。

僕は息子が楽しめるかと思い、手動のモグラたたきを段ボールで自作したのですが

(1時間半かかりました。)、遊び始めて10分もしないうちに壊れるという結果に終わりました。図工美術は大の苦手です。

 

○コーディネーショントレーニングについて

 

 さて、今日は、お子様の運動神経能力の向上に役立つ”コーディネーショントレーニング”という理論を簡単に紹介します。是非、おうちでの身体遊びの際に参考にしてみてください!

 コーディネーショントレーニングとは、運動を行う際に下記に挙げる7つの要素を取り入れることによって運動神経の発達を促す、というものです。

 

  1. 連結・・・身体の動きを連結させ適切に動かす力
  2. 定位・・・自分と物の位置関係を把握する力
  3. 識別・・・道具を操作する力
  4. 変換・・・状況の変化に合わせ、動きを切り替える力
  5. 反応・・・合図に反応し、身体を適切に動かす力
  6. リズム・・・リズム感を養い、タイミングを計って身体を動かす力
  7. バランス・・・バランスを保ち崩れた体勢を正常に戻す力 

 

 以上の7点です。ただ、7つ全部を覚えてさらに運動に落とし込むのは大変なので、普段の身体遊びを、簡単にコーディネーショントレーニングに変える方法を紹介させていただきます。それは、

 

条件を変えること です。

この方法は専門知識のない方でも手軽に行えるので、おうちや公園で遊ぶ際に気に留めてもらえれば嬉しいです。

 例えば、ボール投げで遊ぶ場合、投げ合いっこするのもとてもいいですが、的当て(定位)や、利き手と反対の手で投げたり(連結)、ボールの種類や大きさを違うものも用意する(識別)のもとてもおススメです。是非、お子さんの興味やレベルに合わせて、いろいろな遊び方で楽しんでください!

 

○子供にとってはすべてがトレーニン

 子供はとても正直です。自分がやりたいものをやりたいときにやります。周りがいろいろやらせようとしても子供本人がやる気にならないと定着しません。なので、まず子供達には身体を動かして遊ぶことを好きになってほしいと思います。身体を動かして遊ぶことを好きになれば、子供はどんどん主体的に身体を動かします。ちょっと高いところからジャンプしてみたり、1つ先の電柱まで競争したり、好きな歌に合わせて踊ったり。本人は遊んでるだけのつもりでも、主体的に身体を動かすことはとてもいいトレーニングになるのです。小さいうちから楽しく身体を動かしてきた経験が、運動神経能力を向上させる手助けになるのです。

 

 次回の記事から、コロナ緊急事態対策宣言対策としておうちでできるおススメの運動を紹介していこうと思います。