ちくわ先生の体操教室ブログ

千葉市若葉区にあるおやこぷれいすちるるにて、開催している体操教室に関するブログです。開催の報告や告知、運動に関する情報などを発信していきます。

ボール投げで運動神経を伸ばそう!

  こんにちは。ちくわです。

 前回の記事では、コーディネーショントレーニングについて簡単に(本当に簡単にでしたが)紹介し、ボール投げについても触れました。今回は、そのボール投げの具体的な遊び方やおススメの方法を紹介したいと思います。

 まず、お子様のボールの投げ方について、女の子投げなどフォームが気になったことはありませんか。正しいフォームはいつから教えた方がいいのか、いろいろな意見がありますが、僕は、早くても小学校に入ってからゆっくりやってほしいと思います。殊幼児期に関しては投げ方などの技術は二の次で、第一はとにかく本人の楽しいと思える気持ちだと考えています。幼児期に関して言えば質より量!楽しみながら投げていくうちに知らないうちに上手になっていきます。いろいろな遊び方を用意して身体遊びを楽しみましょう!

 前回の記事で僕は、「条件を変える」ことを室内での身体遊びでおススメしました。具体的にボール投げでの遊び方を紹介します。

 

  • ボールの種類(大きさ・重さ・形)を変える

 片手で投げられるものから両手で担ぐようにして投げるような大きいものまで、まずは柔らかい素材のものを用意してあげてください。自然にボールの種類によって投げ方も変わっていきます。投げ方が変われば身体の使い方も変わります。少しずつお子さんの様子を見ながら変わったボールでチャレンジしてみてください。

 慣れてきたらエアー(投げるふりと捕るふり)でやったり、ボールの代わりにタオルや靴下などでやったりするのも面白いですが、部屋が片付かないのであまりおススメはしません。

 

  • 的当て

 的を設定し点数をつけてあげるとゲーム性が一気に上がります。この的を何にするかが、新鮮味を上げ子供の興味を駆り立ててくれる、大人の腕の見せ所です。

 壁に的を貼るのを基本にスタートしてフラフープなどの円の中を通したり、的を地面に設定して輪投げ感覚で楽しんだり、親御さんの身体を的にするのも面白いです。「パパのお腹が100点だよ」と言いながらおもむろにカニのように横移動したり(エビカニビクスで運動不足を解消しましょう)、腹踊りよろしくユラユラ揺れたり、突然「ガード!!」と叫んでうつ伏せになったり。家族みんなで楽しんでほしいと思います。なお、その際は柔らかいボールにすることをお勧めします。

  • 合図で反応

 事前に決めた合図によりボールを投げます。合図があってから如何に素早く投げられるか、というものです。合図は何でもOKです。シンプルに「投げて」と言ったら投げる、「投げないで」と言ったら投げないというもの等。フェイントを入れながらやると面白いです。

 あとは、色で分けるのもおススメです。カラーボール(3・4色くらいがやりやすいです)と、それと同じ色のゴール(適当なカゴに色紙を貼ります)を用意します。「赤」の合図で赤いボールを赤いかごへ投げ入れるルールです。ゴールの位置を毎回変えたり、合図の色を1色ではなく複数の色にしたり(「青」「黄色」「赤」の合図があれば青・黄色・赤の順でボールを投げます)何秒で入れられるかタイムトライアル制にしてしても楽しいですね。

 

 ボール投げの際に気軽にできる遊び方を大きく3つ紹介させていただきましたが、アイディアと工夫次第でまだたくさんの遊び方があります(今回は紹介できませんでしたが、利き手と逆の手で投げるのも手軽に行えるのでおススメです)。その中からお子さんの楽しめることが一つでも多く見つかってほしいと思います。お子さんの発育発達度合は個人差があり、興味関心も同様です。遊んでる際に条件を変えるのを試みても楽しくなさそうであれば、無理に条件を変えずお子さんの好きなやり方に合わせてあげてほしいと思います。好きなものから次のものに関心が移り、次の運動に繋がっていきます。